「アルバイトの募集を出したいけれど、Indeed(インディード)とタウンワーク、いったいどっちに出せばいいのか」——採用担当者から本当によくいただく質問です。どちらも名前は聞くけれど、何がどう違うのか、自社の募集にはどちらが向いているのか、いざ比較しようとすると意外と分かりにくいものです。

先に結論をお伝えすると、2025年を境に「Indeed対タウンワーク」という単純な二択の前提そのものが崩れました。この変化を知らないまま昔の感覚で媒体を選ぶと、思わぬ空振りにつながります。

この記事では、東京で20年にわたり求人広告を扱ってきた代理店の視点から、Indeedとタウンワークを媒体タイプ・料金・応募者層・操作性・向いている業種の5つの切り口でA対Bの一騎打ちで比較します。「どちらか一方が絶対に正解」ではなく、自社のアルバイト採用にどう使い分ければよいかまで、採用担当者目線でお伝えします。

この記事でわかること

  • Indeedとタウンワークは「媒体の種類」からして違うという大前提
  • 2025年の掲載課金終了・Indeed PLUS移行で変わった両者の関係性
  • 料金・課金の仕組み・応募者層・操作性を並べた項目別の比較
  • アルバイト採用で結局どっちに向いているのか(業種・目的別の使い分け)

まず押さえたい|Indeedとタウンワークは「媒体の種類」が違う

Indeedとタウンワークを比較するとき、最初に理解しておきたいのは「そもそも媒体の種類が違う」という点です。ここを混同したまま料金や応募数だけを比べると、比較の土台がずれてしまいます。

Indeedは求人検索エンジン、タウンワークは地域密着型のアルバイト情報サイトという媒体タイプの違いを示した図解

Indeedは「求人検索エンジン」

Indeedは、インターネット上のさまざまな求人情報を横断的に集めて検索できる「求人検索エンジン」です。GoogleやYahoo!で調べ物をするのと同じ感覚で、求職者が「地名+職種」などのキーワードで求人を探します。正社員・契約社員・アルバイト・パートまで、職種も雇用形態も問わず幅広く扱うのが最大の特徴です。企業は自社サイトや採用ページの求人を掲載でき、無料枠と有料枠が用意されています。

タウンワークは「地域密着型のアルバイト情報サイト」

一方のタウンワークは、もともと駅やコンビニに置かれていたフリーペーパー発祥の、アルバイト・パートに強い求人情報サイトです。リクルートが運営し、「家の近くで働きたい」という地域密着のニーズに応えてきました。求職者はエリアや路線から求人をブラウズする使い方が中心で、生活圏内で働き先を探すアルバイト・パート層に絶大な認知度を持っています。

参考

Indeedは全職種・全雇用形態を横断する検索エンジン型で、能動的に検索する求職者に強い媒体。タウンワークは20代を中心に、学生・フリーター・主婦(主夫)・シニアまで幅広い層が利用する地域密着型で、応募者の多くが「家の近くで働きたい」という基準で求人を選ぶ、という違いがあります。

比較項目Indeedタウンワーク
媒体タイプ求人検索エンジンアルバイト情報サイト(元フリーペーパー)
扱う雇用形態正社員〜アルバイトまで全般アルバイト・パート中心
探し方キーワード検索エリア・路線でブラウズ
強み職種・エリアの網羅性地域密着の認知度

【重要】2025年でタウンワーク対Indeedの前提が変わった

Indeedとタウンワークの比較で、いま最も見落とせないのが2025年に起きた変化です。この一点を知らないと、これまでのすべての比較記事が「古い前提」で書かれていたことになりかねません。

2025年以降タウンワークがIndeed PLUSの配信先サイトになった関係性を示したフロー図解

タウンワークの掲載課金は2025年3月末で終了した

かつてのタウンワークは、掲載枠を買って一定期間載せる「掲載課金型」が主流でした。しかし運営元のリクルートは、タウンワークなどの求人メディアへの直接掲載を段階的に終了する方針を打ち出し、掲載課金型の商品は2025年3月末をもって終了しました。象徴的だった駅置きのフリーペーパーも、2025年3月24日発行号を最後に休刊しています。

参考

リクルートは2024年8月5日、タウンワークなどへの直接掲載(掲載課金型商品)を2025年3月末で終了すると発表。以降タウンワークは、Web求人を「Indeed PLUS」経由で配信するクリック課金型の枠組みへ移行しました(複数の求人広告代理店・採用メディアが報道)。

いまのタウンワークは「Indeed PLUSの配信先」の一つ

ここが最大のポイントです。現在のタウンワークのWeb求人は、Indeedが提供する「Indeed PLUS」という配信ネットワークを通じて掲載される形になりました。つまり、タウンワークはIndeedと真っ向から対立する別媒体というより、Indeedのネットワークの中に組み込まれた配信先の一つになったのです。企業がIndeed PLUS対応の入り口から求人を出すと、Indeedにもタウンワークにもまとめて配信され得る、という関係になっています。

ここに注意

「昔タウンワークに掲載枠を買って出していたから、今回も同じように」と考えていると、そもそも従来型の掲載枠がもう存在しないため戸惑うことになります。Indeed PLUSを含むクリック課金型は、期間ぶんの掲載料を先に払う掲載課金型とは費用の考え方が根本的に違う点をまず押さえてください。過去の常識が通用しなくなった今こそ、最新の媒体事情に沿った出し方が必要です。

項目別に徹底比較|料金・課金・応募者層・操作性

前提を押さえたうえで、Indeedとタウンワークを採用担当者が気になる項目ごとに並べて比較します。「どっちが優れているか」ではなく、「どこがどう違うのか」を正確につかむことが、失敗しない媒体選びの近道です。

Indeedとタウンワークを料金・応募者層・操作性・無料掲載の項目別に比較した図解

掲載料金と課金の仕組み

Indeedは基本が「クリック課金型」です。求人を無料で掲載でき、費用が発生するのは有料オプションである「スポンサー求人」を設定したときだけ。求人が検索結果でクリックされたタイミングで課金され、クリック単価はオークション(入札)制で決まります。予算と掲載期間を自社で自由に設定でき、閲覧されない限り料金はかからないのが仕組み上の特徴です。現在のタウンワークのWeb求人も、Indeed PLUS経由のクリック課金型に移行しています。

応募者層・ユーザーの違い

ユーザーの顔ぶれには明確な違いがあります。Indeedは全職種・全雇用形態を横断するため、正社員志望からアルバイト志望まで幅広く、自分から能動的に検索する求職者が集まります。タウンワークは20代を中心に据えつつ、学生・フリーター・主婦(主夫)・シニアまで各年代がまんべんなく利用し、「自宅や学校の近くで働きたい」という地域密着ニーズの求職者に特に強いのが持ち味です。

求職者の探し方・操作性

探し方の設計思想も異なります。Indeedはキーワード検索が主役で、求職者が「渋谷 カフェ 短時間」のように条件を打ち込んで探します。タウンワークはエリアや路線から一覧をブラウズする流れが根強く、地図感覚で近所の求人を眺める使い方に向いています。この違いは、求人原稿に盛り込むべきキーワードや情報の見せ方にも影響します。

無料で使えるか

「無料で載せられるか」は多くの担当者が気にする点です。Indeedは無料掲載枠があり、まず0円で試してから有料のスポンサー求人に切り替える、という段階的な使い方ができます。一方、かつてのタウンワークは掲載課金型で無料枠はありませんでした。ただし、無料掲載は露出が限られ、狙った層に安定して届けるには限界がある点は理解しておく必要があります。無料〜低コスト媒体を広く見比べたい場合は、アルバイト募集の無料掲載を比較した記事もあわせてご覧ください。

比較項目Indeedタウンワーク(現在)
課金モデルクリック課金(スポンサー求人)Indeed PLUS経由のクリック課金
無料掲載あり(露出は限定的)従来の無料枠はなし
予算設定自社で自由に設定・調整可クリック課金として運用
応募者層全職種・全雇用形態/能動検索層アルバイト・パート/地域密着層
探し方キーワード検索エリア・路線ブラウズ
  • 「掲載料の絶対額」ではなく「1人採るのにいくらかかるか」で費用を比べる
  • クリック課金は予算上限を必ず設定し、費用が青天井にならないよう管理する
  • キーワード検索を意識し、原稿に地名・職種・条件を具体的に書き込む

【相談事例】タウンワークに出していた飲食店が迷ったケース

ここで、私たちが実際にご相談を受けたケースを紹介します。長年タウンワークを使ってきた企業が、2025年の変更で「これからどうすればいいのか」と迷われた事例です。

タウンワークの掲載方法変更を受けてIndeedとの使い分けを代理店に相談する飲食店店長のイラスト

これまでずっとタウンワークにアルバイト募集を出してきました。でも掲載の仕組みが変わったと聞いて、今後はどう出せばいいのか分からなくて……。Indeedに切り替えるべきなんでしょうか?

お話を伺うと、駅近の個人経営カフェで、ホールとキッチンのアルバイトを通年で募集したいとのこと。地元の学生・主婦層に強いタウンワークで一定の反応はあったものの、掲載課金の終了で「次の一手」が見えなくなっていました。実際には、Indeedとタウンワークを別々に考える必要はなく、Indeed PLUSの枠組みで両方に届けられることをご説明しました。

今はどちらか一方を選ぶ時代ではありません。Indeed PLUS経由でIndeedにもタウンワークにも届けつつ、原稿に「駅名・時間帯・雰囲気」を具体的に書き込みましょう。予算はクリック課金で調整できます。

そこで、地域密着層に響くタウンワークの強みは活かしつつ、Indeedのキーワード検索を意識した原稿へ作り替えました。「◯◯駅徒歩3分」「夕方だけ・週2日OK」といった条件を前面に出し、店内写真とスタッフの声を追加。運用を切り替えた結果、3週間で応募が7件、2名の採用につながりました。媒体を対立させるのではなく、両方に届く形へ整えたことが奏功したケースです。

この事例の教訓

2025年以降は「Indeedかタウンワークか」の二択で考える必要はありません。Indeed PLUSの枠組みで両方に届けつつ、自社の応募者層に合わせて原稿と予算を最適化する——これが今の正解に近い進め方です。

結論|アルバイト採用に向いているのはどっち?業種・目的別

ここまでを踏まえ、あえて「向き・不向き」を整理します。2025年以降は両者が地続きになったとはいえ、応募者層や見せ方の得意分野には依然として差があるため、目的に応じた重心の置き方が有効です。

アルバイト採用でタウンワークの重心が活きるケースとIndeedの重心が活きるケースを業種・目的別に整理した図解

タウンワークの重心が活きるケース

  • 「この地域で働ける人」を集めたい
  • 学生・主婦(主夫)・シニアなど地域の生活者層を採りたい
  • 飲食・小売・サービスの近隣採用でエリア認知を活かしたい

Indeedの重心が活きるケース

  • 幅広く母集団を形成したい・継続的に採用したい
  • 複数職種・複数雇用形態をまとめて募集したい
  • キーワード検索で能動的に探す層に発見されたい
業種・目的重心の置き方
飲食・カフェ(近隣の学生・主婦)タウンワークの地域密着+Indeedのキーワード検索を併用
小売・アパレル(幅広い年代)Indeedで母集団を広げつつ地域面も押さえる
介護・清掃(有資格・継続採用)Indeedの継続運用を軸に条件検索で訴求
単発・急募(今すぐ1人)クリック課金で短期集中配信し反応を見る

なお、Indeedとタウンワークの2媒体に限らず、バイトル・マイナビバイトなど有料媒体まで含めて広く見比べたい場合は、アルバイト求人媒体を横並びで徹底比較した記事で選び方を整理しています。本記事はその中でも「Indeed対タウンワーク」に絞った深掘り版という位置づけです。もっと広い選択肢から検討したい方は、あわせて読み比べてみてください。

よくある失敗と、代理店に相談する価値

Indeedもタウンワーク(Indeed PLUS経由)も、クリック課金型は「出せば勝手に応募が来る」ものではありません。運用を誤ると、費用だけが消えて応募ゼロという事態も起こります。よくある失敗を先回りで押さえておきましょう。

ありがちな失敗パターン

クリック課金の予算上限を曖昧にしたまま放置し、クリックだけ増えて応募につながらない/原稿を作りっぱなしにして反応を見ずに放置する/キーワードを意識せず「スタッフ募集」だけの薄い原稿にしてしまい検索に引っかからない——これらは媒体の優劣ではなく運用でつまずく典型例です。

  • 予算上限とクリック単価の目安を最初に決め、週次で費用対効果を確認する
  • 原稿に地名・職種・時間帯・待遇を具体的に書き、検索でヒットしやすくする
  • 反応が鈍ければ原稿・写真・予算配分を早めに調整する(放置しない)

私たちネットワークプランニングは、求人広告代理店として20年にわたり、飲食・小売・製造・介護など幅広い業種のアルバイト採用をご支援してきました。その経験から言えるのは、媒体そのものの優劣より「自社の応募者層に合わせて原稿と予算をどう最適化するか」で成否が決まるということです。Indeed・Indeed PLUS・タウンワークを含む複数の出し口を横断して比較・配分できるのは、単一媒体の窓口にはない代理店ならではの強みです。媒体費用に手数料が上乗せされない料金体系もあり、運用の失敗を防いでトータルコストを抑えられるケースが多くあります。

Indeedとタウンワークの比較でよくある質問

QIndeedとタウンワーク、掲載料金が安いのはどっちですか?

A

どちらもクリック課金型のため「掲載料の絶対額」では比べられません。費用は予算設定と運用次第で変わります。比べるべきは「1人採用するのにかかった費用(採用単価)」です。Indeedは無料枠から始められる点で、まず反応を試したい場合のハードルは低いといえます。

Q今からタウンワークだけに掲載枠を買って出せますか?

A

従来型の「掲載枠を買って一定期間載せる」掲載課金は2025年3月末で終了しました。現在のタウンワークのWeb求人はIndeed PLUS経由のクリック課金型が基本です。過去と同じ出し方はできないため、最新の枠組みに沿って出稿する必要があります。

QIndeedは無料掲載でも応募は来ますか?

A

無料でも掲載自体は可能ですが、露出が限られるため安定した応募数は期待しにくいのが実情です。まず無料で反応を見て、必要な分だけ有料のスポンサー求人を短期活用するのが、ムダの少ない進め方です。

Q結局、両方に出すべきですか?

A

2025年以降はIndeed PLUSの枠組みで両方に届けられるため、「どちらか一方だけ」にこだわる必要は薄れました。自社の応募者層(地域密着か、幅広い母集団か)に合わせて重心を決め、原稿と予算を最適化するのが現実的です。迷う場合は横断して提案できる代理店にご相談ください。

Indeedとタウンワークの比較は、2025年の変化を前提に「対立」ではなく「使い分け」で考えるのが正解です。

  • Indeedは求人検索エンジン、タウンワークは地域密着型のアルバイト情報サイトと媒体タイプが違う
  • タウンワークの掲載課金は2025年3月末で終了し、いまはIndeed PLUS経由のクリック課金に移行。両者は地続きになった
  • 応募者層・見せ方の得意分野には差がある。地域密着ならタウンワークの重心、幅広い母集団ならIndeedの重心で、原稿と予算を最適化する

Indeedとタウンワークのどちらに出すべきか、2025年の変更でどう運用すればいいのか迷っている——そんなときは、Indeed・Indeed PLUS・タウンワークを含む複数の出し口を横断して扱う求人広告代理店にご相談ください。ネットワークプランニングは、御社の業種・採りたい層・予算に合わせて、最適な媒体の組み合わせと原稿・運用までご提案します。

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