「アルバイトを募集したいが、求人広告っていくらかかるのだろう」「媒体によって料金がバラバラで、どれが適正価格なのか分からない」——採用担当者の方から、掲載料金についてのご相談を数多くいただきます。
結論からお伝えすると、アルバイト求人広告の掲載料金は月あたり1万〜10万円が目安ですが、大切なのは「一番安いプランを選ぶこと」ではなく「予算内で応募が来るプランを選ぶこと」です。料金だけで選んでしまうと、掲載しても応募が集まらず、かえって割高になるケースが少なくありません。
この記事では、東京で20年にわたり求人広告を扱ってきた代理店の視点から、アルバイト募集の掲載料金を「料金体系の違い」と「媒体別・掲載期間別の相場」に分けて整理します。そのうえで、採用担当者が料金だけで選んで失敗しないための判断基準まで、実際の相談事例を交えてお伝えします。
この記事でわかること
- アルバイト求人広告の掲載料金相場(1万〜10万円)の目安と、金額に幅が出る理由
- 掲載課金・応募課金・採用課金・クリック課金という料金体系4種の違い
- タウンワーク・マイナビバイト・バイトル・求人検索エンジンなど媒体別の料金相場
- 料金だけで選ぶと失敗する3つの理由と、損しないために確認すべき8項目
アルバイト求人広告の掲載料金相場は「1万〜10万円」が目安
まず全体像として、アルバイト・パート募集の求人広告掲載料金は、1ヶ月あたりおおむね1万〜10万円が相場です。ただし、これはあくまで目安。同じアルバイト募集でも、選ぶ媒体・プラン・掲載期間によって金額は大きく変わります。
採用区分を「中途採用のアルバイト・パート枠」まで広げると、都市部での複数名募集などでは1ヶ月あたり40万円近くまで上振れすることもあります。逆に、地域を絞った媒体や無料掲載枠を使えば数千円〜無料から始めることも可能です。「アルバイトの求人はいくら」と一言では答えられないほど、価格の幅が広いのが実情です。
各種求人媒体の料金比較記事によると、パート・アルバイト向け求人広告の掲載料金相場は1ヶ月あたり約1万〜10万円とされ、中途採用のアルバイト・パート枠では1万〜40万円まで幅が広がると解説されています。料金プランが高いほど求人の露出量が多く、掲載できる情報量も増える傾向があります。(出典:求人広告の掲載料金比較|採用係長)
ここがポイント
掲載料金に幅が出る理由は、大きく3つ。「①どの料金体系か ②どの媒体か ③どの掲載順位・期間か」です。この3つを分けて理解すると、自社にとっての適正価格が見えてきます。次章から順に解説します。
まず押さえる求人広告の「料金体系」4種類
媒体の名前を覚える前に、料金体系の違いを理解することが、ムダな出費を防ぐ最短ルートです。求人広告の料金は、いつ費用が発生するかによって大きく4種類に分かれます。ここを押さえると、この後の媒体別比較がぐっと読みやすくなります。
| 料金体系 | 費用が発生するタイミング | 向いているケース | 代表的な媒体 |
|---|---|---|---|
| 掲載課金型 | 掲載を開始した時点 | 短期間で母集団を集めたい | バイトル・マイナビバイト・タウンワーク |
| 応募課金型 | 応募が届いた時点 | 応募数を読みながら使いたい | 一部の求人サイト・マイナビバイトの一部プラン |
| 採用課金型 | 採用が確定した時点 | 採用人数が少なく確実性を重視 | 成果報酬型サービス |
| クリック課金型 | 求人がクリックされた時点 | 少額から試したい | Indeed・求人ボックス・スタンバイ |
掲載課金型:載せた時点で費用が決まる
掲載課金型は、求人を掲載した開始時点で料金が確定する方式です。バイトルやマイナビバイトなど、多くのアルバイト求人サイトが採用しています。掲載期間・掲載スペース・掲載順位で費用が決まり、露出を安定して確保しやすいのが強みです。短期間でまとまった応募を集めたいときに向いています。
掲載課金は「応募ゼロでも費用が発生」
掲載課金型の注意点は、応募が1件も来なくても掲載料金は発生すること。だからこそ「安いプランを選ぶ」より「応募が来るプラン・原稿にする」ことが重要になります。露出量が足りないプランを選ぶと、費用だけ払って応募ゼロという最悪のパターンに陥ります。
応募課金型・採用課金型:成果に応じて支払う
応募課金型は応募が届いた時点、採用課金型(成果報酬型)は採用が確定した時点で費用が発生します。応募や採用という「成果」が出るまで大きな費用がかからないため、採用人数が少ない場合や、掲載課金でリスクを取りたくない場合に向いています。ただし、応募や採用が多く出れば、その分だけ費用は積み上がります。
クリック課金型:少額から試せる求人検索エンジン
クリック課金型は、求人がクリックされるたびに費用が発生する方式で、Indeedや求人ボックスなどの求人検索エンジンで多く使われています。無料掲載枠から始めて、露出を増やしたい分だけ有料に移行できるため、少額から試したい企業と相性が良いのが特徴です。予算の上限を設定できる点も、初めての採用担当者には安心材料になります。
【媒体別】アルバイト求人の掲載料金相場を比較
ここからは、採用担当者が最も知りたい「媒体ごとの具体的な料金」を早見表にまとめます。同じアルバイト募集でも、媒体によってスタート価格も課金の仕組みも異なります。まずは全体像をつかんでください。
主要媒体のアルバイト掲載料金 早見表
代表的な媒体の料金目安を、課金方式・特徴とあわせて整理しました。エリアや時期で変動するため、あくまで「比べる際の目安」としてご覧ください。
| 媒体 | 課金方式 | 料金の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| タウンワーク | 掲載課金 | 3,000円〜(地域・枠による) | 低価格から始めやすく、特定エリアに強い |
| マイナビバイト | 掲載課金/応募課金 | 関東1週間2万円〜(最安1万円台の枠も) | 8プランから選べる。都市部ほど高め |
| バイトル | 掲載課金 | 首都圏14日1枠38,000円〜(地方は22,000円〜) | A〜Dプランで掲載順位が変わる |
| 求人ボックス・Indeed | クリック課金 | 無料〜(有料はクリック課金) | 少額から。無料枠は埋もれやすい |
| 成果報酬型サービス | 採用課金 | 掲載0円+採用時に成功報酬 | 採用できるまで大きな費用が出にくい |
※料金・プラン内容は媒体や時期、エリアにより変動します。上記は2026年時点で採用担当者が媒体を比べる際の目安です。各媒体のユーザー層や得意な業種の違いは、アルバイト求人媒体を徹底比較した記事で詳しく解説しています。
掲載期間・掲載順位・エリアで料金は変わる
同じ媒体でも、掲載料金は一律ではありません。「掲載期間の長さ」「掲載順位(プラン)」「募集エリア」の3つで金額が上下するのが基本です。たとえばバイトルにはA〜Dの4プランがあり、Aプランは掲載順位が低い代わりに安く、Dプランは順位が高い代わりに高くなります。
- 掲載期間:1週間・2週間・4週間など。期間が長いほど費用は上がるが、1日あたりの単価は下がる傾向
- 掲載順位(プラン):上位表示されるプランほど高額。応募数に直結する要素
- 募集エリア:採用競争が激しい都市部ほど料金は高い。地方は同じ媒体でも安くなる
つまり「バイトルはいくら?」と聞かれても、エリアとプランが決まらなければ正確な金額は出せません。だからこそ、自社の募集条件に合わせて適正なプランを見極めることが、掲載料金で損をしないカギになります。
【相談事例】一番安いプランで出して応募ゼロ、結局割高になった小売店
ここで、私たちが実際にご相談を受けたケースをご紹介します。「とにかく安く」とこだわった結果、かえって費用がかさんでしまった小売店の例です。
予算をなるべく抑えたくて、一番安い掲載プランで2週間出しました。でも応募はゼロ。仕方なくもう一度出し直したのですが、結局2回分の掲載料金を払うことになってしまって……。
お話を伺うと、募集はアパレルの販売スタッフ。最安プランを選んだために掲載順位が低く、競合の求人に埋もれて求職者の目に触れないまま2週間が過ぎてしまったのです。安いプランで出したはずが、出し直しで結果的に適正プラン1回分より高くついていました。
最安プランは"載るだけ"で見られないことがあります。今回は掲載順位が確保できるプランに変え、原稿に働くイメージが伝わる写真とスタッフの声を足しましょう。
そこで、掲載順位が確保できる中位プランに変更し、店内の雰囲気が伝わる写真とスタッフインタビューを原稿に追加しました。すると1回の掲載で8件の応募が入り、2名の採用につながりました。最初から適正なプランを選んでいれば、1回分の掲載料金で済んでいた計算です。
この事例の教訓
求人広告における「安物買いの銭失い」は珍しくありません。安いプランで応募が来ずに出し直せば、料金は2倍以上に膨らみます。掲載料金は「支払う金額」ではなく「応募につながる金額」で判断することが、結果的にコストを下げます。
料金だけで選ぶと失敗する3つの理由
掲載料金の安さだけで媒体・プランを選ぶのは、採用でもっとも起こりやすい失敗のひとつです。なぜ「安さ」が落とし穴になるのか。採用担当者が知っておきたい3つの理由を整理します。
理由1:安いプランは情報量・掲載順位が制限される
掲載料金が安いプランは、その分だけ載せられる情報量が少なく、掲載順位も下がる傾向があります。写真の枚数が減ったり、上位表示されず埋もれたりすれば、求職者に自社の魅力が伝わりません。結果、応募が集まらず「安くしたのに成果ゼロ」という事態になります。前章の小売店の事例は、まさにこの典型です。
理由2:掲載料金ゼロ・激安でも「機会損失」で高くつく
無料掲載や激安プランで応募が来ないまま時間が過ぎると、欠員が埋まらない期間の機会損失というコストが積み上がります。既存スタッフの残業代がかさみ、忙しさから離職者が出れば、さらに採用の必要が増える悪循環に陥ります。掲載費が安くても、トータルの負担はむしろ重くなるのです。(1人あたりの実質的な採用コストの考え方は、媒体比較の記事とあわせて別途くわしく解説する予定です。)
理由3:見えない費用(原稿修正費・オプション・自動更新)
表示されている掲載料金だけを見て契約すると、後から原稿修正費・写真撮影オプション・掲載の自動更新といった追加費用が発生することがあります。「基本料金は安かったのに、オプションを足したら他媒体と変わらなかった」というケースも。安さの比較は、オプション込みの総額で行うことが鉄則です。
- 掲載料金は「総額」と「応募が来る見込み」で比較する
- 最安プランの掲載順位・情報量の制限を必ず確認する
- 原稿修正費・オプション・自動更新の有無を契約前にチェックする
掲載料金で損しないために確認すべき8項目
媒体を決める前に、次の8項目を確認するだけで、料金トラブルと「払ったのに応募ゼロ」を大きく減らせます。見積もりを受け取ったら、この項目に沿って一つずつチェックしてみてください。
- 掲載期間:何日間の掲載か。1日あたりの単価も計算する
- 掲載順位(プラン):上位表示されるか。応募数を左右する最重要項目
- オプション内訳:写真・動画・特集枠などの追加費用の有無
- 課金条件:掲載課金か、応募・採用課金か。費用の発生タイミング
- 原稿修正費:掲載後に文言を直す際に費用がかかるか
- 掲載開始までの日数:申し込みから何日で公開されるか(急募に影響)
- 請求タイミング:前払いか後払いか、締め日はいつか
- 返金条件:応募ゼロや掲載トラブル時の対応があるか
媒体を増やす前に、原稿の見直しを
応募が来ないとき、多くの企業は「別の媒体を追加しよう」と考えます。しかし媒体を増やすより先に、既存の求人原稿を改善するだけで応募が増えるケースは非常に多いです。仕事内容・時給・シフト・職場の雰囲気を具体的に書き直すだけで、同じ掲載料金でも成果は変わります。無料掲載と有料掲載の使い分けの基準は、求人掲載サイトおすすめ比較の記事もあわせてご覧ください。
アルバイト求人の掲載料金でよくある質問
Qアルバイト求人を1回掲載すると、いくらかかりますか?
媒体とプラン、エリアによって幅がありますが、有料の求人サイトなら1回あたりおおむね2万〜数万円が目安です。タウンワークのように3,000円台から始められる枠や、無料掲載+クリック課金の求人検索エンジンもあります。募集条件が決まれば、より正確な見積もりをご提示できます。
Q一番安い媒体を選べば得ですか?
一概には言えません。安いプランは掲載順位が低く情報量も少ないため、応募が集まらず出し直しになれば、かえって割高になります。「支払う金額の安さ」ではなく「応募が来る見込み」で選ぶことが、結果的にコストを下げるポイントです。
Q求人広告代理店に頼むと料金は高くなりますか?
基本的に、代理店経由でも媒体の掲載料金が割高になることはありません。むしろ代理店限定のキャンペーン価格が使えたり、原稿改善やプラン選定のサポートで費用対効果が上がったりするケースが多くあります。複数媒体を横断で比較・提案できる点も代理店を使うメリットです。
Q無料掲載だけでアルバイトは採用できますか?
1名・急ぎでない・近隣の主婦や学生が対象、といった条件なら無料掲載だけで決まることもあります。ただし急募や複数名採用、若年層狙いの場合は無料枠だと露出が足りず、有料プランの併用が現実的です。無料と有料の使い分けは、募集条件で判断してください。
アルバイト求人広告の掲載料金は1万〜10万円が目安ですが、大切なのは「安さ」ではなく「予算内で応募が来るか」で選ぶことです。
- 料金体系は掲載課金・応募課金・採用課金・クリック課金の4種類。費用の発生タイミングで選ぶ
- 媒体別ではタウンワーク3,000円〜、マイナビバイト2万円〜、バイトル首都圏38,000円〜が目安。掲載期間・順位・エリアで変動する
- 料金だけで選ぶと応募が来ず割高になる。掲載前に8項目を確認し、迷ったら代理店に相談する
「予算内でしっかり応募が来る媒体・プランを選びたい」「今の掲載料金が適正なのか、費用対効果を見直したい」——そんなときは、複数媒体を扱う求人広告代理店にご相談ください。ネットワークプランニングは、御社の業種・採りたい人・予算に合わせて、媒体選びからプラン設計、応募が集まる原稿づくりまでご提案します。
求人広告のご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。