「アルバイトの求人を出したいけれど、バイトルとタウンワーク、どちらに出せばいいのか分からない」——アルバイト採用の相談で、いまとても多いのがこの2媒体の選び方です。どちらも知名度が高く、名前は聞いたことがあっても、中身の違いまで説明できる採用担当者は多くありません。
結論を先にお伝えすると、バイトルとタウンワークは、2025年を境に「課金の仕組み」からして別物になりました。昔タウンワークに出していた感覚のまま選ぶと、予算の立て方でつまずきます。だからこそ、料金・ユーザー層・原稿の作りやすさ・向いている業種を並べて比較することが大切です。
この記事では、東京で20年にわたり求人広告を扱ってきた代理店の視点から、バイトルとタウンワークの違いを採用担当者目線で徹底比較します。「どっちに出すべきか」を、自社の採用条件から逆引きできるように整理しました。なお、この2媒体に限らずもっと広くアルバイト求人媒体を横並びで比較したい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
この記事でわかること
- バイトルとタウンワークの「課金体系」の根本的な違い(掲載課金 vs クリック課金)
- 料金・ユーザー層・原稿の作りやすさ・審査などを1枚で見比べる比較表
- 2025年のタウンワークのIndeed PLUS移行で何が変わったか
- 業種・目的別に、自社はどっちに出すべきかの判断基準
まず結論|バイトルとタウンワークは「課金の仕組み」から別物になった
バイトルは「枠を買う」媒体、いまのタウンワークは「クリックで課金される」媒体です。この違いを押さえるだけで、2媒体の比較はぐっと分かりやすくなります。同じ「アルバイト求人サイト」というくくりで見ていると、いつまでも選べません。
ここがポイント
- バイトル:掲載課金型。一定期間の掲載枠を買い、応募数に関係なく料金は定額。
- タウンワーク:2025年以降はIndeed PLUS経由のクリック課金型。求人がクリックされた分だけ費用が発生し、予算上限を決めて運用する。
「昔タウンワークに出していた」は要注意
タウンワークは2025年3月末にフリーペーパー(紙の冊子)を休刊し、掲載課金型での直接掲載を終了しました。「前と同じように1週間いくらで載せる」やり方はもうできません。過去の感覚のまま予算を組むと、費用の考え方が合わずに戸惑うことになります。
バイトルとタウンワークの違いを一覧比較
まずは全体像を1枚の表でつかみましょう。細かい料金の前に、運営会社・媒体の形・課金・ユーザー層・原稿表現の違いを並べると、2媒体の性格の差がはっきりします。
| 比較軸 | バイトル | タウンワーク |
|---|---|---|
| 運営会社 | ディップ株式会社 | 株式会社リクルート |
| 掲載媒体 | Web・アプリ(Web特化) | Web・アプリ(2025年3月末に紙は休刊) |
| 課金体系 | 掲載課金型(枠を期間で購入) | クリック課金型(Indeed PLUS経由) |
| 料金の目安 | 7日間・14日間・1ヶ月〜など期間×プラン×エリアで変動 | 有料掲載3,000円〜/予算上限を決めて運用 |
| 主なユーザー層 | 10〜20代の若年層が中心・女性比率が高い | 10代〜中高年まで幅広い年齢層 |
| 原稿の表現力 | 動画・制服写真の掲載、原稿無料修正に対応 | 比較的シンプルな原稿構成 |
| 掲載スピード | 最短で申込当日から掲載可能 | 原稿・審査を経て掲載 |
運営会社・媒体の違い
バイトルはディップ株式会社が運営するWeb・アプリ特化のアルバイト求人サイトです。テレビCMなどのプロモーションで若年層の認知度が高いのが特徴です。一方のタウンワークは株式会社リクルートが運営し、かつては駅やコンビニに置かれる紙のフリーペーパーで全国的な知名度を築いてきました。その紙が2025年3月末に休刊し、いまはWeb・アプリに一本化されています。
一覧表を読むときの注意
表の料金はあくまで目安です。バイトルはエリア・掲載期間・プラン階層で料金が大きく変わり、タウンワークはクリック単価と設定予算で総額が変動します。「掲載費がいくらか」ではなく「1人採用するのにいくらかかるか」で見比べるのが、媒体比較で失敗しないコツです。
掲載料金と課金体系の違い|予算の立て方が変わる
バイトルとタウンワークの最大の違いは、料金の「発生の仕方」です。ここを理解しないまま予算を組むと、想定と実際の費用感がずれてしまいます。それぞれの仕組みを採用担当者目線で整理します。
バイトル=掲載課金型(枠を買う)
バイトルは、掲載する枠(プラン)と期間を決めて申し込む掲載課金型です。プランはP(EX)・P・PL・D・C・B・Aといった階層に分かれ、上位プランほど検索結果での露出が大きくなります。掲載期間は7日間・14日間・1ヶ月間などから選び、都道府県によって料金設定が異なります。応募が何件来ても料金は変わらないため、複数人を計画的に採りたいときは費用が読みやすいのが利点です。
タウンワーク=クリック課金型(Indeed PLUS)
現在のタウンワークは、リクルートの求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」を通じて掲載され、求人がクリックされるたびに費用が発生するクリック課金型です。あらかじめ予算の上限を決めて運用でき、有料掲載は3,000円程度から始められます。少額から試せる一方、クリックが集まるほど費用も増えるため、予算管理と原稿の質が成果を左右します。
タウンワークは2025年3月末にフリーペーパーを休刊し、従来の掲載課金型(首都圏で1週間あたり1万9,000円〜の定額タイプなど)を終了。以降はIndeed PLUS経由のクリック課金(有料掲載3,000円〜・予算上限を決めて運用)に移行しました。タウンワークへ直接料金を支払い単体で掲載する従来の形はできなくなっています。
掲載課金型(バイトル)が向くケース
- 複数人を計画的に採用したい
- 掲載費を先に確定させて予算を組みたい
- 期間内にしっかり露出を確保したい
クリック課金型(タウンワーク)が向くケース
- まずは少額から試したい
- 採用できるか読めない・単発の募集
- 予算上限をコントロールしながら運用したい
ユーザー層と原稿の作りやすさの違い
料金以上に応募数を左右するのが、「誰が見ている媒体か」と「自社の魅力をどこまで伝えられるか」です。この2点で、バイトルとタウンワークははっきり性格が分かれます。
ユーザー層の違い
バイトルは会員の10〜20代の割合が高く、高校生から20代前半の若年層が全体の半数近くを占めるといわれます。女性比率も高く、学生・フリーター・主婦(夫)まで幅広く利用されますが、とくに若い人材を集めたい採用と相性が良い媒体です。一方のタウンワークは、長年の紙面時代からの認知度もあり、10代から中高年まで幅広い年齢層に届くのが強みです。
原稿・写真・動画の表現力
職場の雰囲気をどこまで伝えられるかは、応募率に直結します。バイトルは採用者の声やスタッフインタビュー、働く様子の動画、制服写真などを載せられ、原稿の無料修正にも対応しています。タウンワークは比較的シンプルな原稿構成で、要点を簡潔に伝える設計です。「写真や動画で見せたい仕事」か「条件を端的に伝えたい仕事」かで、向く媒体が変わります。
- 若い人材・職場の雰囲気で惹きつけたいならバイトルの動画・写真枠を活かす
- 幅広い年齢に条件を端的に届けたいならタウンワークのシンプルな原稿が向く
- どちらでも「他店と同じ原稿の使い回し」は避け、自社ならではの魅力を1つ入れる
【相談事例】タウンワークに出し続けて応募が減った飲食店
ここで、実際にご相談を受けたケースを紹介します。「昔からタウンワーク」という飲食店が、媒体の仕組みの変化に気づかず応募を減らしてしまった例です。
10年前からずっとタウンワークに出しているのに、ここ最近はめっきり応募が来なくなって……。同じように出しているつもりなのに、何が変わったのか分からないんです。
お話を伺うと、この店舗は紙のフリーペーパー時代の感覚のまま、Web掲載の設定を代理店任せにしていました。しかも募集の中心は10〜20代の学生アルバイト。若年層に強い媒体を使わず、原稿には写真もほとんど載せていなかったのが、応募が伸びない原因でした。
採りたいのが学生さんなら、若年層に強いバイトルを主力にしましょう。店内やまかないの写真、スタッフの声を加えれば、同じ求人でも見え方が大きく変わります。
そこで、若年層に強いバイトルを主力に切り替え、店の雰囲気が伝わる写真とスタッフインタビューを追加。あわせてタウンワーク(Indeed PLUS)は予算上限を抑えて補完的に運用しました。結果、掲載から2週間で応募が7件入り、2名の採用につながりました。「昔と同じ」を疑うことが、最初の一歩でした。
この事例の教訓
バイトルとタウンワークの比較で大切なのは、採りたい層が使っている媒体を主力に選ぶことと、媒体の仕組みの変化に気づくことです。「昔からこれ」という理由だけで媒体を固定していると、知らないうちに応募機会を逃します。
向いている業種・企業はどっち?逆引きで選ぶ
ここまでの比較を踏まえ、「自社はどっちに出すべきか」を逆引きで整理します。大前提として、どちらか一方が優れているわけではありません。採りたい層・エリア・予算の立て方で、向く媒体が変わります。
| 自社の状況・目的 | 向いている媒体 | 理由 |
|---|---|---|
| 10〜20代の若手・学生を集めたい | バイトル | 若年層の利用が多く、動画・写真で職場の魅力を伝えやすい |
| 複数人を計画的に採用したい | バイトル | 掲載課金型で費用が読みやすく露出を確保できる |
| まず少額から試したい・単発募集 | タウンワーク | クリック課金で予算上限を決めて小さく始められる |
| 幅広い年齢層に届けたい | タウンワーク | 元紙面からの認知度で幅広い層にリーチできる |
| 特定エリアを絞って募集したい | タウンワーク | 地域を絞った訴求と相性が良い |
バイトルが向いているケース
飲食・小売・アミューズメントなど、10〜20代の若いスタッフを集めたい採用ではバイトルが有力です。動画や制服写真で職場の雰囲気を見せられるため、時給などの条件が横並びでも「ここで働きたい」と思わせやすいのが強みです。複数人をまとめて採りたい、掲載費を先に確定させたい場合にも向きます。
タウンワークが向いているケース
幅広い年齢層に届けたい、特定エリアで手堅く募集したい、まずは少額から試したい——こうした場合はタウンワーク(Indeed PLUS)が選択肢になります。予算上限を決めて運用できるため、採用できるか読みにくい単発の募集や、繁忙期だけのスポット採用とも相性が良好です。
迷ったら併用も選択肢
採りたい層が複数にまたがる、または早く人数を確保したい場合は、両媒体の併用が効果的です。バイトルで若年層を狙いつつ、タウンワークで幅広い層とエリアを補完するという組み合わせは、取りこぼしを防ぎます。3媒体以上を含めてもっと広く比較したい場合は、アルバイト求人媒体を横並びで比較した記事もあわせてご覧ください。
よくある失敗と回避策
バイトルとタウンワークの選び方で、採用担当者がつまずきやすいポイントは決まっています。先に知っておけば、ムダな掲載費と時間を防げます。
ありがちな3つの失敗
- 昔の感覚で出す:タウンワークが今もフリーペーパー掲載・掲載課金だと思い込み、予算の考え方がずれる
- 料金だけで選ぶ:安さを優先し、採りたい層が見ていない媒体に出して応募ゼロ
- 原稿を使い回す:他店と同じテンプレ原稿・写真なしで、どの媒体でも埋もれる
- 媒体を決める前に「誰を・いつまでに・何人採りたいか」を1行で言語化する
- 料金は「掲載費」ではなく「1人あたりの採用単価」で比較する
- 写真・動画・スタッフの声など、自社ならではの魅力を最低1つ原稿に入れる
- 媒体の仕様や料金は変わる前提で、最新情報を確認してから出稿する
バイトルとタウンワークの比較でよくある質問
Qバイトルとタウンワーク、どっちが安いですか?
課金の仕組みが違うため、単純な安い・高いでは比べられません。バイトルは掲載期間の枠で料金が決まる定額型、タウンワークはクリックされた分だけかかるクリック課金型です。少額から試すならタウンワーク、複数人を計画的に採るならバイトルが費用を読みやすい、という違いで考えるのがおすすめです。
Q両方に同時に出すべきですか?
予算が限られるなら、まず採りたい層に合う1媒体に絞るのが現実的です。採りたい層が複数にまたがる場合や、早く人数を確保したい場合は、バイトルで若年層、タウンワークで幅広い層とエリアを補完する併用が有効です。
Qタウンワークは今も紙の冊子に載りますか?
載りません。タウンワークのフリーペーパーは2025年3月末に休刊し、現在はWebサイトとアプリ(Indeed PLUS経由の配信)に一本化されています。「駅やコンビニの冊子に載る」ことを期待して選ぶと、認識がずれてしまうので注意してください。
Q代理店に頼むと費用が高くなりませんか?
媒体費用に手数料が上乗せされない料金体系もあり、むしろ媒体選定や原稿・予算設定の失敗を防いでトータルコストを抑えられるケースが多いです。バイトルとタウンワークの両方を扱い、自社の条件から最適な組み合わせを提案できるのが代理店の強みです。まずは無料でご相談ください。
バイトルとタウンワークの比較は、「課金の仕組み」と「採りたい層」から考えると失敗しません。
- バイトルは掲載課金型(枠を買う定額)、タウンワークは2025年以降クリック課金型(Indeed PLUS)で予算の立て方が異なる
- 若年層・動画写真で魅せたいならバイトル、幅広い層・エリア・少額スタートならタウンワークが向く
- 「昔からこれ」で固定せず、採りたい層に合う媒体を選び、迷ったら両方を扱う代理店に相談する
バイトルとタウンワーク、どちらが自社に合うか判断しきれない、料金の仕組みが変わって予算の立て方に迷う——そんなときは、両媒体を扱う求人広告代理店にご相談ください。ネットワークプランニングは、御社の業種・採りたい層・予算に合わせて、バイトル・タウンワークをはじめ最適な媒体の組み合わせと原稿づくりをご提案します。
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